「焼きたてパン あめのちハレ」を経営するのは、居酒屋「炉端かば」を中心に事業展開する、かばはうすホールディングス株式会社。
今回の記事では居酒屋経営をしている企業が、パン業界に進出した背景をご紹介します。
雨の中でも大盛況でオープン
2021年3月16日(火)島根県安来市(やすぎし)に『焼きたてパン あめのちハレ』様が開業されました。
様々なメディアで注目を集めた事もあり、雨の中でも大盛況でオープン。
新型コロナウイルス感染対策は万全に行い、焼きたてパンが店内に並びます。
【2021.3.17 追記】
オープン2日目の様子がこちら。
美味しい焼きたてパンの噂を聴いて、近所の方が朝から並ばれています。
居酒屋から「パン屋」に挑戦
島根県の居酒屋チェーン「炉端かば」を中心に経営するかばはうすホールディングス様(本社・島根県安来市)は、山陰、東京、アメリカなど海外も合わせて約40店舗の展開をしている企業です。
今回の新型コロナによる自粛の影響で、今年度の売り上げは前年の4割に留まる見通し、居酒屋は7店舗を閉店されました。

参照:ぐるなび「炉端かば」
この状況の中、会社の危機を何とか打開しようと目をつけたのがパン業界です。
会社としてもパン業界は未経験でしたが、コロナ禍でのテイクアウト需要に期待を見出し出店を決めました。
従来であればパン職人を育てる為の修行期間が必要ですが、当社の「リエゾンプロジェクト」では、パン造り未経験者でも5日間の研修で製パン技術が身に付きます。
かばはうすホールディングス松田佳奈副社長は、今回の出店に関して下記のような想いを語られています。
「国産小麦粉の無添加生地がうりなので、生地のおいしさを推していきたい。形態を変えながらも会社として何かを続けていかなきゃいけないということだと思うので、その時その時でも形を変えて続けていきたいと思う。」

参照:Yahoo!ニュース
安来市について<参考>
安来市は島根県の東部、鳥取県との県境に位置している都市で民謡「安来節(やすぎぶし)」が有名です。
ほっかむりと鼻当てをして踊る「どじょうすくい踊り」を一度は観た事があるのではないでしょうか。
下記は安来市のイメージキャラクター「あらエッサくん」。
安来市公式HP参照
様々なメディアで紹介
コロナ禍で「居酒屋がパン屋を開業する」という取り組みを受けて、様々なメディアにも紹介されました。
当社にも様々な業態の法人様からお問い合わせをいただいております。
日本海テレビ(3月9日)
朝日新聞(3月10日)
さんいん中央テレビ(3月12日)
>コロナ禍で居酒屋チェーン店がパン屋をオープン なぜ?経験ゼロの異業種参入(島根・安来市)
コロナに負けないパン屋の取組み
店内には常に焼きたてパンが並び、パン屋の横には休憩できる広めのイートインスペース。
4月1日から、ここでしか味わえないオリジナルの「ラバールコーヒー」や白バラ牛乳を使用した濃厚ミルクのコーヒーが楽しめます。
「パンの持ち帰り予約」も予定しており、今後の取組みにも注目です。
もちろん駐車場も完備。近くにお住いの方はぜひご訪問ください。
まとめ
新型コロナウイルスの影響により、様々な変化や柔軟な対応が必要な時代に変わってきています。
実はパン業界は不況に強く、今回の自粛・時短要請の影響も受けておりません。
売上が前年対比で110~150%上がっている店舗も多数あります。
新しい事業としてパン事業に取り組んでみたいと思われる法人ご担当者様、自分でパン屋を開業したいと考えている個人様は「リエゾンプロジェクト無料説明会」にご参加ください。