2024.10.01

家族で紡いで開業15年目|息子2人と築く「商店街で愛されるパン屋」

和幸堂製パン

〒564-0031 大阪府吹田市元町7−7
営業時間:9:00-18:00
定休日:日・月
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、
ご来店前に店舗にご確認ください。

家族で紡いで開業15年目

息子2人と築く商店街で愛されるパン屋

西村隆さん
 不動産営業 ⇨ パン屋 


現在、大阪府吹田市の旭通商店街で活気あふれるパン屋「和幸堂製パン」を営む西村隆オーナー。不動産営業として20年間勤めた後、40代半ばで一念発起し、パン屋の開業を決意しました。リエゾンプロジェクトの開業支援を活用し、2010年3月に自身のパン屋をオープン。現在は息子さん2人も加わり、家族一丸となって地域に愛されるお店を経営しています。長年にわたりリエゾンプロジェクトと共にパン屋を続けている西村オーナーに、これまでの道のりや、パン屋を経営する魅力について伺いました。

開業のきっかけとリエゾンプロジェクトとの出会い

移転前の店舗での一枚

 「自分のお店を持ちたい—自由な店づくりに惹かれ、パン屋開業を決意した瞬間」

西村オーナー:「不動産の営業を20年間やっていましたが、40代半ばに差し掛かったとき、“自分で商売をしたい”という気持ちが強くなりました。このタイミングで新しいことに挑戦しないと、もう一生このままかもしれないと感じ、会社を辞める決断をしました。自分の店を持ちたいという夢がありましたが、フランチャイズだと自分の思い描いたお店作りができない部分もあり、違和感を感じていました。

そんな中、西村オーナーはリエゾンプロジェクトの説明会に参加します。そこで紹介されたのは、オーナー自身が自由に店舗設計や経営を行える支援体制でした。フランチャイズとは異なり、自分の考えを存分に反映できる環境が魅力的で、開業への意欲が一層高まりました。


西村オーナー:「説明会で聞いた『自分の思い描いたお店が作れる』という点に強く惹かれました。ただ、パンづくり自体が自分にできるのか不安もありました。パンづくりは職人の技術が必要だというイメージが強く、本当に自分にそのスキルが身につくのか半信半疑でした。」

しかし、「パンづくりは職人技だけでなく、科学的に数値化できる」と説明を受けたことが西村オーナーに大きな安心感を与えました。マニュアルを基にすれば、自分でもできると感じ、自信を持つことができました。

西村オーナー:「河上社長の話を聞いて、自分でもやれるかもしれないと感じました。自由な経営と科学的なパンづくりの両方が、私の理想に合致していたので、ここで開業しようと決心しました。」

西村オーナーにとって、パンづくりを科学的に学べるという安心感と、自由にお店をデザインできるリエゾンプロジェクトのサポートは、独立開業を決意する大きな要因となりました。フランチャイズと違い、自分の理想を追求できることが、未経験からの挑戦でも自信を持って進める鍵となりました。

お客様とのつながりとパン屋経営の喜び

「地域のお客様に支えられ、喜びを感じる毎日」

和幸堂製パンでは、お客様とのふれあいが日々のやりがいにつながっています。地域のお客様からの感謝の言葉は、西村オーナーにとって大きなモチベーションであり、それが店舗運営を続けていく原動力にもなっています。

西村オーナー:「パン屋を開業してからの毎日は、想像以上に喜びに満ちています。特に、お客様との直接のやりとりで『美味しい』『ありがとう』といった言葉をいただく瞬間が、何よりの励みですね。サラリーマン時代は、会社が推す商品を売っていましたが、今は自分が自信を持って作ったパンをお勧めできるんです。お客様に喜んでいただけるのが一番嬉しいです。」

和幸堂製パンのキャッチコピーである「パンを通じて幸せの和を広げる」という理念は、西村オーナーが日々大切にしている信念そのものです。パンをつくることで地域の人々に「幸せの時間」を提供し、地域とのつながりを強化することを和幸堂製パンは大切にしています。

西村オーナー:「地域の方から『お店を出してくれてありがとう』と言われたときは、本当に感激しました。自分が提供したパンで地域の皆さんに少しでも幸せを届けられたら、それが何よりです。」

家族経営で育む店舗づくりと家族の絆

「家族の力を合わせて、より強いお店づくりへ」

当初は夫婦で始めた和幸堂製パンでしたが、息子さん2人が加わったことで、さらにお店の活気が増しました。家族4人で力を合わせて運営しています。家族全員が一丸となって協力し合い、商店街で一番の「活気あるお店」を目指しています。

西村オーナー:「最初は夫婦で和幸堂製パンを始めましたが、息子たちが一緒に働きたいと言ってくれたんです。それが本当に嬉しくて、今では家族4人で力を合わせて運営しています。単にパンをつくるだけじゃなく、新しいメニューの開発やイベントの企画もみんなで意見を出し合っています。」

家族全員で力を合わせ、積極的に意見を交わすことで、お店の運営だけでなく、新たなアイデアも次々と生まれています。西村オーナーは、家族の協力が店舗の成長に繋がっていることを強く感じています。


西村オーナー:「家族で運営する中で、絆が深まるのはもちろんですが、それがそのままお店の活気にもつながっていると実感しています。お客様にもその活気が伝わっているようです。」

その結果、地域を巻き込んだイベント「揚げパン5000本チャレンジ」のような企画も実現。家族の一体感と地域の協力のもと、最終日に見事5000本を達成し、地域でも大きな話題となりました。


挑戦と未来のビジョン

「未来への展望とこれからの挑戦」

西村オーナー:「商店街でお店を構えることで、地域とのつながりを本当に強く感じています。これからも家族全員で協力し、地域の皆さんに喜んでもらえるお店づくりを続けていきたいです。」

地域密着型のパン屋として、地域との関わりを大切にしながらも、新たな挑戦を視野に入れている西村オーナー。家族とともに運営する和幸堂製パンは、地域に根ざした温かいお店であり続けることを目指しています。

和幸堂製パンのキャッチフレーズ「幸せの和」が、これからもさらに広がり、地域の人々に幸せを届け続けることを願っています。

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