リアル勉強会レポートin福岡 2022年9月26日
◎3年ぶりの開催となったリアル勉強会
リエゾンプロジェクトでパン屋を開業されたオーナー様が任意で加入している「町の繁盛パン屋ネットワーク®」では、定期的に勉強会を開催しています。
ここ数年は新型コロナウイルスの影響でオンラインにて開催していましたが、状況が落ち着きつつあることを踏まえて約3年ぶりにリアル勉強会の開催を決定。
開催当日、福岡県福岡市の会場には九州地方を中心に静岡県や広島県、岡山県など幅広いエリアの会員様にご参加いただきました。
オンラインで定期的に勉強会を開催していた間にも新規会員様が増え、直接お会いするのが初めての方もいらっしゃるため、リエゾンプロジェクトの運営スタッフの自己紹介からスタート。
続いて代表の河上から、開業以来35年以上経営の勉強を続けてきた自身の経験を踏まえて、成功事例から学ぶことの大切さや同業者同士で交流できる場に参加する意義について簡単なレクチャーを行いました。
リアル勉強会の最大の目的は、会員様同士が直接顔を合わせることで生きた情報を交換し合うことです。
パン屋の経営自体は自分やスタッフで行いますが、同じ立場の経営者と接して、より利益を上げられる方法を知ったり悩みを共有したりできるという環境は今後の経営活動において必ず糧になります。
参加者の皆さんにもその良さを実感していただきたく、約1時間のフリートーク&名刺交換タイムを過ごしていただきました。
会員様同士でのトークが会場のあちこちで盛り上がったのはもちろんですが、製造や販売などに精通したスタッフへの質問もたくさん出るなど大変活気あふれる時間となりました。
経営者としての悩みや課題はさまざまですが、同じ立場の人と情報交換することで普段行っているパン屋経営の中で得る学びとはまた一味違う気づきを手にしていただけたようです。
◎河上代表による経営セミナー
午後からは、代表による経営セミナー。直営店舗である岡山県内の2店舗の前期決算結果や人件費率、粗利益率、諸経費の各項目の比率などについて最新の数値を紹介しながらパン屋経営の基本的な考え方を説明し、続けて利益を上げるために現在取り組んでいる内容と結果についてもお伝えしました。
代表が長年懇意にしているあるパン屋さんを例に、増収ながら減益となるケースについても紹介。
売上を上げるだけでなく利益を出すことへの意識を高める重要性とそのポイントについてレクチャーしました。
店舗のお金の流れを把握する大切さについては、代表自身の経験をもとに説明。お金の流れを知り常に把握しておくことがなぜ重要なのか、どんぶり勘定によってどんな機会損失が起こり得るのかを解説しました。
集客については、より多くのお客様にご来店いただけるようになる仕掛け、そして集客力を上げる2つのポイントをご案内しました。
◎グループ・ディスカッションで交わされる生きた情報
続いて行った参加者全員参加によるグループ・ディスカッションでは、グループごとにシェアしたい内容や課題について自由にディスカッションしていただきました。
自身の店舗で行っている工夫や売れ筋商品、店舗内部のレイアウトなどについて積極的に意見交換が行われ、店舗の形態や規模の違いはあるものの実行できそうな工夫を取り入れてみたいと感じた会員様が多かったようです。
最後は質疑応答。お客様に足を運んでもらうために効果的な広告宣伝の手段や頻度、原価率の考え方、アイテム数を調整する際の判断基準など多くの質問をいただき、代表や運営スタッフからの回答をメモする姿が会場のあちこちで見られました。
直接顔を合わせて情報交換ができたことで、ご参加いただいた皆様にとって密度の濃い1日だったかと思います。
参加者アンケートでも「他のオーナー様とたくさん話ができてよかった」「代表からレクチャーいただいた取り組みをやってみたい」「見直すべきところを客観視して改善していこうと思う」といった前向きな声が目立ちました。
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「町の繁盛パン屋ネットワーク®」では、今後もリアル勉強会の定期開催を予定しています。全国各地で会員の皆様とお会いできるのを楽しみにしております!
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