もしあなたがパン屋さんになったとしたら、あなたの人生はどんなふうに変わって、どんな生活が待っているのでしょうか。
この記事では
「リエゾンプロジェクトでパン屋を開業したオーナーが、どのように生活が変わったのか」
についてお伝えします。
なるべく開業オーナー様の生の声を届けようかと思いますので、参考にしてみてください。
パン屋になると生活のどんなところが変わっていくのか
リエゾンプロジェクトでパン屋を開業したオーナーのみなさんがそろっておっしゃるのが、「ストレスがなくなった」のひと言です。
通勤ストレス、業務上のストレス、人間関係のストレス、夜のつき合いのストレスなどなど、勤め人として日々感じてきたストレスから解放されたことを喜ぶオーナーは少なくありません。
「なんかいい顔してるね~!」
「うん、大変ではあるけど、会社のときのようなストレスはないよ!」
私たちが店舗訪問をしていると、オーナーさんの知り合いや、以前の職場の同僚たちがお店に遊びにいらっしゃる光景を目にすることもあります。
パン屋を開業すると
■毎朝満員電車に乗らなくてもいい
■無駄な時間、会議やプレゼンもない
■嫌な上司や面倒な部下もいない
■出世競争ともおさらば
そんな毎日があなたに訪れます。
もちろん、経営者としての責任や重圧はあります。
それでも自分のお店を持ち、工房での作業に没頭し、おいしいパンを焼き上げて、お客様から「おいしかったよ」の声を聞くと、あなたの生活が充実感とやりがいで少しずつ満たされていくでしょう。
パン屋さんとしての矜持と楽しさが少しずつ積みあがっていきます。
リエゾンプロジェクトで開業したパン屋さんの一日
パン屋さんの一日がどんなものか、いまいちイメージできないという方もいらっしゃるかと思います。
リエゾンプロジェクトで実際に開業した方がどのような一日を過ごしているのかを見てみましょう。
朝は10時頃に開店
リエゾンプロジェクトで開業支援したお店の多くは、朝10時が開店時間です。この場合、朝6時頃に工房に入り作業を始めます。
通勤客を見込んで朝7時など早い時間帯の開店を希望されるオーナーもいますが、そうすると朝3時頃からの作業が必要となるため、朝早くの開店はおすすめしていません。
これはお店を長く続けていくためには、体力的な無理はしないほうが良いという考えからです。
たしかに売上は大切ですが、無理をすると長くは持ちません。ご自身が無理なく、楽しみながらパン屋を経営できることが一番ではないでしょうか。
朝の工房では、仕込んでおいた生地を成形し、発酵させ、開店にむけて焼き上げていきます。
昼は11時~13時がピークタイム
一般的に11時~13時頃がもっともよくパンが売れる時間帯で、いわゆるパン屋さんのピークタイムとされています。
開店からピークタイムまでは、焼きたてのパンをどんどん店頭に並べていきます。
「〇〇パンが焼きたてでーす!」
「〇〇パンがあと3分で焼き上がりまーす!」
そんな声が店内を飛びかい、アツアツの焼きたてパンが並べたそばから売れていく。これが理想的なお店です。
リエゾンプロジェクトでは200店舗以上の開業支援をしていますが、売れるパン屋さんの一番の共通点は「あたたかいパンと、あたたかい接客」をしているかどうか、これに尽きます。
ちょっと客足が落ち着いてきたら、空いている時間に翌日の生地の仕込みを行います。
夕方には店を閉め、家族との時間を大切に過ごす
夕方の閉店まで焼きたてパンの提供を続けていき、17時か18時頃に店じまい。
それからは家に帰って家族と過ごすなり、一人の時間を楽しむなり、夜はパン屋のオーナーさんの自由時間となります。
意外だと驚かれる方も多いのですが、飲食業界の仕事で夜にゆっくり休めるのはパン屋ぐらいではないでしょうか。
自宅や近所での開業となれば、通勤の面倒もなく、夫婦で子育てをしながら、またはお子さんに手伝ってもらうなど、家族と一緒に店舗経営ができるなどのメリットもあります。
パン屋さんになるとここが大変!
今度は逆に「パン屋さんになるとここが大変」というポイントを見ていきましょう。
パン屋を開業する=経営者になる
一番大変なのはやはり経営面でしょうか。
自分の手でひとつひとつ焼き上げたパンを、しっかり売り切って自分の給料を稼がねばなりません。
今までは会社員として「お給料をもらっていた」立場だったかもしれませんが、今度は「お給料を自分で稼ぐ」立場に、そして従業員やアルバイトを雇う場合には「お給料を支払う」立場に変わります。
毎月の売上や経費(仕入、人件費、家賃など)を計算して、しっかり利益を出し続けなければなりません。
しかし、これはパン屋開業だけでなく自分で開業・独立・起業される方は必ず通る道でもあります。
店舗経営としっかり向き合わなければ、継続は難しいでしょう。
もちろん自分で売上管理をできるようになったほうが良いですが、「計算はどうしても不得意で」という方もいらっしゃると思います。
そんなときは、数字に強い奥様(旦那様)やお子さんに協力してもらうなど得意な人に任せるという選択肢もありかと思います。
パン屋=体力仕事
実は今、昔ながらの町のパン屋さんがどんどん閉店していっています。
理由の一つに、パン職人の高齢化による体力的な問題があります。体力の限界を迎えたパン職人がお店を閉めているのです。
パンの材料や機材の研究開発、技術革新が進んだことで、昔のパン職人の時代と比べると、今のパン屋さんはだいぶ楽ができるようにはなりました。
とはいえ、やっぱり体力仕事。朝は7時頃から夕方18時頃までの立ち仕事が続きます。
お昼は売上のピークタイムなので、ゆっくりランチタイムを過ごすのも難しいでしょう。
お客さんがいないときにいつでも休憩できるとはいえ、休憩してばかりでは売上になりません。
仕込みの準備やチラシ配り、店内POP作り、売上計算なども隙間時間に行う必要があります。
朝が早いので、朝型の方には向いている仕事かもしれません。
以前は夜型だったけど、パン屋を開業してから朝型になり健康的になったという方もいます。
経営(売上や利益を作る)、自分自身の体力、労働時間、……パン屋さんになったらこんなことにも向き合っていくことになります。
パン屋開業ならリエゾンプロジェクト
これらの大変な理由を見てみると、「パン屋さんは開業したいけど、私にもできるかな?」と不安になった方もいらっしゃるかと思います。
そこで、リエゾンプロジェクトではこれらを解決するためのあらゆる工夫を施し、パン屋を開業したい方の夢を応援。
詳細は「リエゾンプロジェクト無料説明会」でご案内しますが、これらのノウハウを一部ご紹介いたします。
リエゾンプロジェクトがパン屋開業におすすめな理由
リエゾンプロジェクトのミニベーカリーは、パン屋さんの「大変なところ」をできるだけ軽減できるように考えられています。
どのような工夫が施されているのか、それぞれ詳しくご紹介していきます。
1:体力面
女性や高齢の方でも扱いやすい小型のミキサー、小さい天板を使用することで、体力的な負荷を下げています。
大きなミキサー、大きな天板を使った作業と比べると体への負担はだいぶ軽くなります。
2:労働時間
昔の職人は開店の7時間ほど前から生地の仕込みをする必要がありました。
7時間ほど前となると、朝10時開店でも早朝3時には工房に入って作業を開始することに……それを毎日続けるのは大変ですよね。
リエゾンプロジェクトでは冷蔵可能な酵母菌を使用し、開店の3~4時間前に工房に入って、前日に仕込んだ生地を焼き上げる仕組みを作り、労働時間の短縮を図っています。
3:おいしいパンで売上を作ること
みなさんが考える「おいしいパン」とはどんなパンだと思いますか?
リエゾンプロジェクトが考えるおいしいパンは「毎日食べたくなる、毎日食べても飽きないパン、素朴でやさしい味のパン」です。
日常食であるパンにとって大切なのは、今日食べて明日も食べたくなるパンであること。
おかやま工房は創業から35年、毎日食べても飽きないパンで売上を伸ばし続けています。
岡山の直営店には1日1,500人もの人が訪れ、焼きたてのおいしいパンを買っていきます。
売上は1日で200万円以上にまで上ることも。
この売上は、全国の小規模ベーカリーの平均日商が4.5~5万円程度ということを考えると驚きの数字です。
焼きたての素朴でやさしい味のパンで、たくさんのお客様がおかやま工房のファンになっていきます。
リエゾンプロジェクトで開業すれば、あなたのパン屋さんにも直営店と同じパンが並ぶことになります。
毎日食べたいパンとは
「毎日お客様に食べていただくパンに、体に悪いものを入れるわけにないかない」
リエゾンプロジェクトのパンは、国産小麦100%、無添加生地を使用した安全・安心のパンです。
育ち盛りのお子さんや、身体をいたわるご高齢の方、リエゾンプロジェクトのパンを愛してくださるすべてのお客様に、健康的でおいしいパンを提供したいと考えています。
実際、「国産小麦」「無添加生地」で造る「焼きたて」のパンの味のおいしさを知ってしまうと、ほとんどのお客様が合成添加物を使用したビニール袋入りの冷めたパンを選ばなくなります。
お客様が「安全・安心なパンを買いたい」と考えて買うというよりも、お客様自身の舌や体が、自然と国産無添加のパンを求めるようになっていくようです。
お客様は”安全安心”というイメージではなく、本能的にリエゾンプロジェクトのパンを選んでいるように思われます。
「国産小麦」「無添加生地」「焼きたて」という強みを活かしていくことが差別化となるので、スーパーやコンビニエンスストアのパンは競合にはなりません。
こうして「おいしいパンで売上を作ること」が可能になるのです。
パン屋になると笑顔が増える
もしかしたらあなたが想像している以上に、パン屋さんは幸せを感じる仕事かもしれません。
お店の工事が終わると、オープン日まではテストベイクを行います。
焼き上げたパンを近所に方々に配り、お店の宣伝をします。
すると、「ここにパン屋ができるのを待ってた、近くて助かる、ありがとう」と、近隣の女性たちがうれしそうな顔で、そんな言葉をかけてくれます。
小さなお子さんの親御さんたちには「こういうパン屋さん、探してました!」と安全・安心なパンであることを喜んでいただけます。
お店がオープンしたら、できるだけ焼きたてのパンの試食を配ってください。
生まれて初めて焼きたてのパンを口にした子どもの驚いた笑顔は、きっと忘れられないものになります。
「この間買ったパンがおいしかったから、また買いにきたよ」と、リピーターになってくださったお客様がうれしい言葉をかけてくれることも。
焼きたてのおいしいパンが並ぶお店には、お客様の笑顔が絶えません。
でも、実は一番うれしいのは、一番笑っているのは、オーナーのあなたかもしれません。
自分の作ったパンが、自分のお店が、地域の方々から愛される喜びは格別です。
勤め人をしていたら決して味わえなかった感覚。
「パン屋さんになって本当によかった」、そんな瞬間があなたの未来にたくさん訪れることになるでしょう。