専門学校教師からパン屋へ
夫婦二人三脚で地元に愛されるパン屋に
和田 真純さん 和田 真輝さん
調理師学校教師⇨ パン屋
2022年8月27日、東京都日野市三沢にオープンした「296BAKERY(フクロウベーカリー)」。オーナーの和田真純さんは、長年の調理製菓専門学校教師としての経験を活かし、子どもの頃からの夢だったパン屋を開業しました。地域とのつながりを大切にしながら、地元に愛されるベーカリーを目指す和田オーナーの思いに迫ります。
パン屋を開業するきっかけ
「教える立場から『つくる』側へ」
和田オーナー:「私は幼い頃からパン食の家庭で育ち、パンが大好きでした。ずっと「パン屋をやりたい」という夢を抱いていました。大人になるにつれて食材や栄養に興味がわき、調理製菓学校で教師として26年間働いてきました。担当は座学でしたが、コロナ禍で生活が一変し、教えることよりも自分で作ることへの興味が強くなり、昔からの夢だったパン屋を開業することを決めました。」
幼少期からパンが好きだった和田オーナーは、調理製菓専門学校で教師として経験を積み、食の分野で深い知識を得ました。そして、コロナ禍を機に自ら『つくる』側に立ちたいと、念願だったパン屋の開業を決意されました。
リエゾンプロジェクトを知ったきっかけ
「修行不要、未経験者でも開業できる魅力」
和田オーナー:「職人の世界は、長い修行が必要とされています。独り立ちするまでにかなりの時間がかかり、そのために人材が育ちにくい現状を、調理製菓専門学校に勤めていたときに目の当たりにしてきました。自分の年齢を考えると、これから修行を積むのは厳しいと感じ、開業支援機関をインターネットで調べていたところ、偶然見つけたのがリエゾンプロジェクトでした。5日間の短期間で、未経験者でも開業できるという点に惹かれ、すぐに研修に申し込みました。」
これまで、職人の世界では長い修行が必要だと理解していた和田オーナー。限られた時間の中で開業支援を行う場所を探していたところ、偶然見つけたリエゾンプロジェクトのノウハウとサポート体制が、パン屋開業の決め手となりました。
5日間研修について
「データ化されたノウハウと負担の少ない作業環境」
和田オーナー:「5日間の研修では、座学から始まり、実技や二次加工品の提案までがプログラムに組み込まれており、初心者でも非常にわかりやすかったです。研修センターの工房はコンパクトで動線も良く、作業効率が高かったです。機材も小型で、天板も軽いため、身体への負担が少ない環境で作業できると感じました。」
開業準備の際、研修で感じたのは、データ化されたノウハウと身体に優しい作業環境でした。特に、調理製菓学校で座学を担当していた和田オーナーにとって、研修が体系的かつ実践的であることは、開業準備を進める上で大きな助けとなったようです。
「失敗しない開業にするために」
和田オーナー:「研修でつくったパンは、あんぱんやメロンパン、カレーパンなど、日本独自に発展してきたものでした。昔から愛され続けているこの日本のパンを残したいと思い、開業への意志がより強まりました。リエゾンプロジェクトは直営店舗も経営しているため、ヒット商品やノウハウ、そして万人に愛されるおいしいパンを提供している点が、リエゾンプロジェクトを利用する決め手となりました。」
リエゾンプロジェクトのノウハウを活用し、パン屋開業に向けて歩み始めた和田オーナー。地元での開業を決意し、セミナーや勉強会に参加しながら、着実に準備を進めていきます。
直面した困難
「内装業者とのトラブルを乗り越えて」
和田オーナー:「開業前、内装業者とのトラブルで工事が中断し、開業が遅れてしまいました。しかし、商工会の方々が紹介してくれた新しい業者さんのおかげで、無事にオープンすることができました。オープンまで時間がかかった分、お客様の期待も非常に高く、開店を心待ちにしてくださるお客様がいたことが大きな励みになりました。」
内装工事のトラブルで開業が遅れましたが、商工会のサポートを受けて新しい業者と契約し、無事に店舗をオープンすることができました。
開業してみて
「地域の活性化に貢献したい」
和田オーナー:「地元で開業したこともあり、コラボレーション活動も行っています。保育園へのパンの提供や、小学校の授業の一環として協力できていることが嬉しいです。特に、幼い子どもから『将来、パン屋さんになりたい』と言われたときは、とても感激しました。」
地域の活性化も店舗運営の目標に掲げる和田オーナーは、地元のお店とのコラボやイベントの企画にも取り組んでいます。町のパン屋として、子どもたちに「こんな職業があるよ」と伝えられるような店づくりを心がけています。
店舗運営とパンづくりへのこだわり
「フクロウのシンボルに込めた思い」
和田オーナー:「店名には「フクロウ」が入っています。フクロウは幸運の象徴で、緑が豊かなこの東京の場所にも生息しています。その幸運をパンに込めて、安全・安心な商品をお届けしたいと考えています。」
店舗名に込められた「フクロウ」は幸運の象徴です。和田オーナーはその思いをパンづくりに反映し、地域の人々に安全・安心な商品を提供することを大切にしています。また、お客様とのコミュニケーションを重視し、特に小さな子どもや妊婦さんに配慮した商品作りにも力を入れています。
今後の目標
「今までの経験を活かしながら、パン屋としての挑戦」
和田オーナー:「まだ開業3年目ということもあり、地域の皆様にもっと認知していただけるようにしたいと考えています。また、パンづくりをしながら、子ども向けの食育イベントや大人向けのワークショップなども開催したいと思っています。」
今後は、地域での認知度を高めながら、パン屋として新たな挑戦に取り組んでいきます。食育イベントの開催や、真輝さんの調理師としての経験を活かしたパンをメインにしたお弁当や総菜、スープなど、メニューの拡充を目指しています。また、イートインスペースを地域の人々が集まる場所として活用し、地域に根ざした取り組みを続けていきたいと語ります。
「まとめ」
今回は『296ベーカリー』様のパン屋開業までの取り組み、そしてその後の様子をご紹介しました。
リエゾンプロジェクトは日本で最も長く「パン屋の開業支援」を行ってきている会社です。
開業支援実績も国内外で400店舗以上。フランチャイズ契約ではないので、ロイヤリティもなく、自由度が高いパン屋を開業できることが特徴です。
パン屋開業にご興味がある方は、「リエゾンプロジェクト無料説明会」にご参加ください。